トレイディングカンパニーのお仕事
今日は、あまり世間に知られていない、
トレイディングカンパニーのお仕事を皆さんに紹介します。
私たちは「自転車の専門商社」という看板を持ちますが、
海外との取引をお手伝いする、トレイディング(貿易)カンパニーとしての性格も兼ね備えています。
トレイディングカンパニー(貿易商社)って?
- バイヤーとサプライヤーのマッチング
- 交渉・コミュニケーション(貿易条件や支払い条件など)
- ロジスティクスの手配(AIR/船/クーリエ)
上記の3点を中心に、バイヤーとサプライヤーとの間に起こる、あらゆることを手配し進めていく、
いわば 調整役(Organizer)の役割を果たしています。
海外とのやり取りですので、もちろん英語を使い、双方のコミュニケーションをサポートします。
今日はその中でも、③ロジスティクスの手配について、詳しくご紹介していきましょう。
みなさん、ネットで何か商品を購入したとき、どれくらいで商品が手元に届きますか?
次の日には届くこともあれば、何週間も待つこともありますよね。
なるべく早く、安全に、お客様の手元に届けるため、私たちはトレイディングカンパニーとして奮闘しています。
例えば、
中国のお客様に向けて、船で、自転車のタイヤを輸出するとします。
どんなことに気を付けて、出荷するのか見てみましょう。
・船のスケジュール確認は第一優先です。
スケジュールが確定したら、バイヤー・サプライヤー・フォワーダーと関係各所に適切に連絡を取ります。
・港が確定したら、考えられるトラブルや弊害を予測し、できる限りの対策を立てます。
・アジアでは少ないですが、欧米では港のストライキは当たり前。ストが起こると物流が止まりますので、最新状況の把握が必要です。
・最近は台風がすごく増えましたね。台風はすべての物流に大きな影響を与えます。
残念ながら、私たちは天気を変えることはできません。
しかしある程度スケジュールのずれを予測し、バイヤーにあらかじめ伝えることで、スムーズな取引をサポートすることはできます。
・相手国が中国だと、国慶節(10月)旧正月(2月)と、日本にはない休暇があるため、出荷や荷受に影響が出ますので、要注意です。
・貿易書類は必ず必要なものと、関係各所から必要に応じて求められるものがあります。
必要な書類を把握し、適切に準備するのも私たちのお仕事です。
このように、各所と連絡を取り、情報を集め、最適な物流を実現します。
つまり私たちの使命は、
バイヤーとサプライヤーには売ることと買うことだけに集中してもらう
こと!
日々業務にあたっていると、トレイディングカンパニーって縁の下の力持ちだなと思います。
たくさん気配りができて、細かなことに気づいて、そして丁寧であること、
それを徹底していると、良い仕事ができるのではないかと感じます。
(そうすると、トレイディングカンパニーで働く人って、優しい気配り上手が多いかもしれませんね。)
自慢の商品を海外へ販売したい方、
海外の魅力的な商品を取り扱いたい方、
ぜひ一度、弊社にご相談ください。
縁の下の力持ちとして、皆様の新たなビジネスをサポートさせていただきます!